家計簿アプリ「レシーピ!」でレシート500枚を読み取ってみた
Ⅰ.きっかけ
半年前に収支管理をしようと思い立ってレシート集めを始めたのですが、その後気づけばレシートの山ができていました。
それらを効率よく整理したいと思い、レシート読み取りアプリを使ってみました。
Ⅱ.「レシーピ!」とは1
- 「大日本印刷株式会社」が提供する家計簿アプリです
- 「レシーピ!」には以下のような特長があります
Ⅲ.数あるレシート読み取りアプリの中で、なぜ「レシーピ!」を選んだのか?
- アプリ選定では、以下の3つの点を重視しました
- レシートの読み取り精度が高い
- 購入データを「費目別(飲食、日用品など)」や「店舗別(コンビニ、スーパーなど)」に分けて集計できる(=どの項目を節約すべきかが分かる)
- 無料で使える
- 「レシーピ!」であれば上記3つを満たせそうだと分かり、こちらを選択しました
Ⅳ.実施手順
1.環境
- Android 8.0.0
- 「レシーピ!」バージョン4.2.6
2.レシートの読み取り
(1)品目の設定
- まず、ホーム画面の「設定 > カテゴリ(費目)の設定・編集 > 支出費目の編集」を開きます
- 次に、自分が使いやすいように費目を設定します
(2)レシートの撮影
- ホーム画面の「レシート撮影」を選択し、10cmほどの高さからレシートを撮影します
- その際、「日付」「店舗の電話番号」「合計金額」が入るように注意します
(3)読み取り内容の確認 と 費目の選択
- 「日付」や「店舗」が正しいかを確認し、入力されていない場合や、入力に誤りがある場合は手動で変更します
- 「費目」(飲食、日用品など)については、各商品をタップして設定するか、「店舗」をタップして一括で設定します
3.集計
- ホーム画面の「グラフ集計」を選択すると、以下のような項目が確認できます
- 収支
- 費目ごとの内訳
- お店ごとの買い物金額
- お店ごとの買い物回数
- 商品やお店での詳細
- 貯金
Ⅴ.実施結果
1.作業時間
- 500枚ほどのレシートを読み取るのに 6.5時間かかりました(1時間あたり70~80枚。 ドラマを観ながらの作業だったので、能率は少し低めです)
- 半年分のレシートを6時間ほどで読み取れたことから、1か月分であれば1時間で終わる計算になり、読み取りの労力はそこまでかからないことが分かりました
2.レシートの読み取り精度
- 全体として、精度は非常に高かったです(感覚的には、90%くらいは読み取れていたように思います)
- 特に、「店舗名(電話番号から特定)」「日付」「合計金額」といった数字の読み取り精度は高かったです
- 一方で、以下のものは読み取りが苦手なようでした
3.集計結果の分析
- 下図1~5から、次のようなことが分かりました
- 2019年1月の支出が多い
- 2018年12月は交際費が多い(忘年会?)
- 飲食費は毎月3万円ほど
- コンビニでは毎月1万円ほど使っている
- セブンイレブンでの支出が 9~11月の間で増えている(忙しくて弁当に頼った?)
Ⅵ.感想
レシート読み取りアプリの利用は初めてでしたが、文字の読み取り精度が思った以上に高くて驚きました。
データ集計では、飲食・日用品などの費目別や、コンビニ・スーパーなどの店舗別での集計が実施できて大満足でした。欲をいえば、費目内訳の月ごとの推移が見られると嬉しいなと思いました。
「レシーピ!」には、今回試した機能の他にも「レシピの提案機能」があるので、こちらは友達とご飯を食べる時にでも試してみようと思います。
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「レシーピ!」の公式サイト https://receipi.jp/↩