shiisuke’s blog

文系卒。社会人5年目くらい。ITやプログラミングの勉強で学んだことを書きます。

家計簿アプリ「レシーピ!」でレシート500枚を読み取ってみた

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Ⅰ.きっかけ

半年前に収支管理をしようと思い立ってレシート集めを始めたのですが、その後気づけばレシートの山ができていました。

それらを効率よく整理したいと思い、レシート読み取りアプリを使ってみました。

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取りためたレシートの山。A4トレーが一杯になりました。

Ⅱ.「レシーピ!」とは1

  • 「大日本印刷株式会社」が提供する家計簿アプリです
  • 「レシーピ!」には以下のような特長があります
    • レシートをスマホで撮ると、日付や店舗名、購入品目、金額が自動的に記録される
    • 購入した食材をもとに、8000以上のバラエティ豊かなレシピをランダムに提案してくれる
    • 対象商品を買うと、dポイントや楽天Edyなどのポイントがたまる
    • かわいいキャラクターが応援してくれる
    • すべての機能を無料で利用できる(2019年2月現在)
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アプリのホーム画面。キャラクターが何ともかわいいです。

Ⅲ.数あるレシート読み取りアプリの中で、なぜ「レシーピ!」を選んだのか?

  • アプリ選定では、以下の3つの点を重視しました
    • レシートの読み取り精度が高い
    • 購入データを「費目別(飲食、日用品など)」や「店舗別(コンビニ、スーパーなど)」に分けて集計できる(=どの項目を節約すべきかが分かる)
    • 無料で使える
  • 「レシーピ!」であれば上記3つを満たせそうだと分かり、こちらを選択しました

Ⅳ.実施手順

1.環境

  • Android 8.0.0
  • 「レシーピ!」バージョン4.2.6

2.レシートの読み取り

(1)品目の設定

  • まず、ホーム画面の「設定 > カテゴリ(費目)の設定・編集 > 支出費目の編集」を開きます
  • 次に、自分が使いやすいように費目を設定します
「食材費」や「交際費」などの費目がデフォルトで設定されています。今回は新たに、「飲食」「日用品」「カフェ」という費目を設定しました。

(2)レシートの撮影

  • ホーム画面の「レシート撮影」を選択し、10cmほどの高さからレシートを撮影します
  • その際、「日付」「店舗の電話番号」「合計金額」が入るように注意します
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(3)読み取り内容の確認 と 費目の選択

  • 「日付」や「店舗」が正しいかを確認し、入力されていない場合や、入力に誤りがある場合は手動で変更します
  • 「費目」(飲食、日用品など)については、各商品をタップして設定するか、「店舗」をタップして一括で設定します
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「店舗」から費目を一括設定すると、同じ店舗のレシートを次に撮影した時に、費目が自動的に設定されて便利です。

3.集計

  • ホーム画面の「グラフ集計」を選択すると、以下のような項目が確認できます
    • 収支
    • 費目ごとの内訳
    • お店ごとの買い物金額
    • お店ごとの買い物回数
    • 商品やお店での詳細
    • 貯金
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【費目別の支出内訳(2018年)】

Ⅴ.実施結果

1.作業時間

  • 500枚ほどのレシートを読み取るのに 6.5時間かかりました(1時間あたり70~80枚。 ドラマを観ながらの作業だったので、能率は少し低めです)
  • 半年分のレシートを6時間ほどで読み取れたことから、1か月分であれば1時間で終わる計算になり、読み取りの労力はそこまでかからないことが分かりました

2.レシートの読み取り精度

  • 全体として、精度は非常に高かったです(感覚的には、90%くらいは読み取れていたように思います)
  • 特に、「店舗名(電話番号から特定)」「日付」「合計金額」といった数字の読み取り精度は高かったです
  • 一方で、以下のものは読み取りが苦手なようでした
    • 町のパン屋さんや空港の売店などの店舗名(これは、アプリが「店舗名」の特定で使用している電話番号データベースに、当該店舗が載っていないためではないかと推測します)
    • 「2018年」という日付(「2016年」とよく間違えていました)
    • スーパーいなげやの品目(商品名)(フォントの問題でしょうか)

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アプリで読み取りにくい「いなげや」のレシート。人間でも読みにくいですね(^^;

3.集計結果の分析

  • 下図1~5から、次のようなことが分かりました
    • 2019年1月の支出が多い
    • 2018年12月は交際費が多い(忘年会?)
    • 飲食費は毎月3万円ほど
    • コンビニでは毎月1万円ほど使っている
    • セブンイレブンでの支出が 9~11月の間で増えている(忙しくて弁当に頼った?)
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【図1:収支の推移】
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【図2:費目別の支出内訳】
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【図3:飲食費の推移】
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【図4:店舗別の支出内訳】
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【図5:セブンイレブンでの支出の推移】

Ⅵ.感想

レシート読み取りアプリの利用は初めてでしたが、文字の読み取り精度が思った以上に高くて驚きました。

データ集計では、飲食・日用品などの費目別や、コンビニ・スーパーなどの店舗別での集計が実施できて大満足でした。欲をいえば、費目内訳の月ごとの推移が見られると嬉しいなと思いました。

「レシーピ!」には、今回試した機能の他にも「レシピの提案機能」があるので、こちらは友達とご飯を食べる時にでも試してみようと思います。


  1. 「レシーピ!」の公式サイト https://receipi.jp/